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Gravioとは

Gravioとは

Gravio(グラヴィオ)概要説明

Gravioはインフォテリア株式会社が開発・提供している、Windows 10上で動作するエッジコンピューティングミドルウェアです。

IoTデータの取得、加工、連携はもちろん、取得したデータをもとにしたIoT機器の制御までをも簡単に実現できる製品です。

特長としては、次の3つが挙げられます。

  • シンプル&スピーディーにIoTデータを活用
  • エッジコンピューティング技術を採用
  • 洗練されたGUIとノンプログラミングによる簡単設定

とはいえ、この説明だけでは抽象的でわかりにくいですね。

順を追って、具体的に説明していきます。

シンプル&スピーディーにIoTデータを活用

現在、市場では、様々なIoTソリューションが展開されています。例えば、工場の機器監視(スマートファクトリー)、身近なところではトイレの空室状況把握や会議室の管理(スマートオフィス)など、様々な情報を可視化したり、情報をもとに次のアクションを実行したり、次々と新しい”センサー”や”データ”の活用法が生まれています。

しかしながら、やりたいことは”シンプル”でも、ソフトウェアやセンサーの設定、使用するネットワークの検討、データの保存・活用方法など、実際に実装しようと思うと意外と苦労するのではないでしょうか?

例えば、Raspberry Piを活用して様々なセンサーデータを収集する場合を想定します。

Raspberry Piは、Linuxが利用可能な小型シングルボードコンピュータです。

低コストで、汎用性が高く、入手しやすいため、IoT実証実験の際によく用いられます。

いざRaspberry Piを使用してセンサーデータを収集しようとすると、センサーの設定、データを取得するためのコードの記述、データを蓄積するためのDB(データベース)の作成などで、結構時間がかかります。実際、私がOSインストール~温度センサー設定~データ取得までをRaspberry Piでデプロイしてみたら、ほぼ丸一日かかってしまいました。このことは、IoTを短時間で試してみたい、という場合においてハードルとなっている可能性があるのではないでしょうか?

Gravioでは、対応センサーに接続するための手順やデータの取得方法などをGravio自身が持っているので、プログラムをする必要は全くありません。また、データを一時的に保管するためのデータベースも内蔵しています。

したがって、一般的なWindow 10 PC上に簡単な設定を行うだけで、すぐにIoTデータの収集を始めることが可能です。

現時点で収集できるデータは、温度データ、湿度データ、気圧データ、加速度データ、開閉データ、人感検知データとなります。

まとめますと、Gravioは、「IoTデータを収集・活用してみよう」を、気軽に実現できるミドルウェアです。

エッジコンピューティング技術を採用

エッジコンピューティングとは、利用者に近い場所にコンピューティングリソースを分散配置し、通信と負荷の最適化を図る手法です。集約化を図るクラウドコンピューティングと比較して即時性に優れるため、IoT利活用シーンでも期待されているテクノロジーです。

Gravioではそのテクノロジーを活用しております。

具体的に、エッジコンピューティング技術によってGravioがもたらすメリットを3点ご紹介いたします。

1.外部のネットワーク環境に依存しない安定したデータ処理

Gravioは、エッジ内で処理が完結するため、外部のネットワーク環境に依存しない安定した処理が行えます。

常に通信が発生するクラウド側ですべての処理を実行する方式と異なり、ネットワークの遅延による影響を受けないためです。そのため、外部ネットワークとの接続が不安定な環境においても、安定してデータを処理し続けることができます。

2.短期間で簡単に展開可能

Gravioは1台のPC内で処理を完結できるため、様々なサーバーを設置せずに手元のPCのみで簡単かつ迅速にIoTをスタートできます。

また、クラウド側とのデータ送受信に必要となるネットワーク設計に意外と手間がかかるのですが、それが不要となることも大きなメリットです。

3.コストメリット

3点目の特長は、クラウドを利用するために必要となる費用がかからないことによる、コストメリットです。

Gravioはエッジ側で各種処理を行うため、センサーとPC間、PCとデバイス間で通信が完結します。

もちろん外部のシステムにデータを渡すような場合は通信を行いますが、ほとんどの処理はGravio内で完結されるため、ネットワークコストの削減が可能です。

Gravioがエッジコンピューティング技術を採用していることによるメリットを、ここまで説明してまいりました。当製品を活用することで、IoTの各種デプロイメントの“難しさ”を解決してみませんか?

洗練されたGUIとノンプログラミングによる簡単設定

Gravioは良好な操作性を担保するため自社開発のGUIを採用しており、直感的に操作できるように設計されています。

インフォテリアでは、ASTERIAというシェアNo.1*のデータ連携ツールを販売しておりますが、その製品で培われた”ノン・プログラミング”の理念をGravioは継承しつつ、更に洗練されたUIを提供しています。

センサーデータを簡単に収集したいというシンプルなニーズに対し、Gravio上でアイコンを並べるだけで処理の流れが実装できるため、センサーやプログラミングに関する専門的な知識がなくても、簡単にIoTデータを収集することが可能です。

さらに、Gravioではセンサーデータをもとにした一連の動作を設定した後も、変更処理などを簡単に行えます。

例えば、人感センサーから取得するデータに基づいて、照明の点灯制御を行う場合を想定します。

同様の動作をするシンプルな例として、ガレージなどで使われている人感ライトがあります。人の動きを感知したら数秒間点灯する、などの限られた動作を目的にしているため、システムもシンプルに作られています。しかしながら、消灯のタイミングを変化させたり、点滅動作を行わせたりするなどの複雑な動作を実現したい場合、その変更は容易ではないでしょう。

こうした要望を実現することができるのがGravioです。Gravioでは、点灯時間の設定を頻繁に変更したい、複数の人感センサーをもとにライトを点灯制御したい、人感ライトの点灯回数データそのものを取得したいといった動作の設定・変更・拡張を簡単に行えます。

※テクノ・システム・リサーチ「2017年 ソフトウェアマーケティング総覧EAI/ESB市場編」より

まとめ

今回はGravioの特長について解説いたしました。

IoTを簡単に実現するためのミドルウェアとして、ぜひご活用いただければと思います。

次は、Gravioの基本的な機能と使い方についてご説明させていただきます。