Gravioアクション テンプレート広場

プラン
カテゴリー
IoTセンサー
カメラAI
所要時間
20分
レベル
★★☆☆☆
利用デバイス
  • Gravio Hub、もしくはGravio HubKitインストール済のPC(Win/Mac)
  • Gravio人感センサー
Gravio以外に用意するもの
  • インターネット接続環境(Slackへの通知およびテンプレートダウンロードに必要)
  • 設定用PC(Win/Mac)
  • PC(Win/Mac)、スマートフォン、タブレット(Slackアプリインストール済)
  • Slackのアカウント
Gravio契約プラン
Basic以上

受付や防犯対策の自動化・省力化をIoTで実現! 人感センサーとメッセージングサービスSlackで「人の検知」を通知

Gravioのサービスで無償貸出提供される人感センサーとメッセージングサービスであるSlackを用いることで、人を検知したらメッセージを通知する、といった仕組みを作ることが可能です。本テンプレートはこの一連の設定を簡単に実装できるよう設計されています。 Gravioの人感センサーは、検出範囲にいる熱源(人)の赤外線を利用して検出します。センサー自体も小型かつ電池による駆動なので、電源が取りにくい場所や、カメラを設置しにくい場所などでも利用可能です。撮影をしないので、プライバシーを重視する場合にも適しています。受付や入り口に設置してある「呼び鈴」の代わりに、また、入室制限のあるエリアの監視用途など、「人の動き」をどこにいても把握できる仕組みを用いて、省力化、自動化、遠隔化を実現できます。

事前準備

1. Slackのワークスペース、チャンネル作成

Gravioからのメッセージ送信先となる、Slackの「ワークスペース」「チャンネル」を用意します。後述の設定で入力が必要となりますので「チャンネル」を必ずメモしてください。

2. APIのトークンを発行

GravioとSlackを連携する上で必要な各種設定とAPIトークンの入手を行います。

まずSlackのWebサイトにアクセスし、ログインします。

ログインが完了後、メッセージ送付したいワークスペースを選択します。

選択後、「Create New App」をクリックします。

Slackアプリを作成するため、「From scratch」をクリックします。

ここで設定したApp名から通知メッセージが送付されます。

作成したアプリに権限の設定を行うため、「Bots」をクリックします。

ページ上にあります、「Review Scopes to Add」をクリックします。

ページ遷移後、ページを下にスクロールし
Scopesの「Add an OAuth Scope」をクリックします。

一覧が表示されますので「chat:write」を選択します。

選択した「chat:write」が設定されていることを確認します。

同じページを上にスクロールし、「Install to Workspace」をクリックします。

「許可する」をクリックします。

これで作成したアプリを指定のワークスペースにアクセスする許可は完了です。

許可後、APIのトークンが発行されます。

後ほどの設定で、トークンの入力が必要となりますので、必ずメモしてください。

3. メッセージ送付先のチャンネル設定

先ほど作成したアプリをSlackのチャンネルに追加していきます。

まず、Slackアプリを開き、送付先のチャンネルの詳細表示をします。

インテグレーション内のAppの「アプリを追加する」をクリックします。

先ほど作成したアプリの名前を検索し、追加をクリックします。

Appにアプリが追加されたことを確認します。

以上で、Slack側の設定は完了です。

続いてはGravioHubKitでの設定です。

テンプレートのダウンロードと取り込み手順

1. テンプレートのダウンロード

ダウンロードボタンより、テンプレートファイルをダウンロードします。
テンプレートをダウンロード

2. テンプレートの取り込み

Gravio StudioにログインしGravio HubKitをクリックします。

「設定」->「機能パッケージ」のインポートボタンをクリックし、
ダウンロードしたテンプレートを選択し、取り込みます。

macOSを利用されている場合、最後に「HubKitに適用」のボタンをクリックします。

テンプレートのユーザー設定と手順

1. センサーのペアリング

センサーは無線接続であり、接続時に固有のIDをもつため、認証をする必要があります。

ここでは人感センサーをペアリングします。ペアリング方法はこちらをご確認ください。

2. データビューアでセンサーデータの受信確認

このテンプレートを取り込むと、新しいエリアとレイヤーが追加されます。
追加されたエリア、レイヤーの順にクリックし、ペアリングしたセンサーを設定します。
ペアリングしたセンサーのデータが「データビューア」上で受信していることを確認します。

3. アクションを設定

テンプレートを取り込むと、新しいアクションが追加されます。
このアクションがSlackにメッセージを送る仕組みとなっています。

追加された新しいアクションを開き、下図の通りになっていることを確認します。

確認後、ユーザ様の各環境にあわせてテンプレート上の既定パラメータ(赤枠部)を変更していただく必要がありますので、下記に沿って変更を実施してください。

アイコン名:SlackPostMessage

このアクションではSlackを利用してメッセージを送信します。

メッセージ送付したいチャンネル名を「チャンネル」欄に張り付け、
先程発行したトークンを「トークン」欄に張り付けます。

4. トリガーを設定

テンプレートを取り込むと、新しいトリガーが追加されます。
このトリガーで、アクションを実行する条件(具体的には人感センサーで人を検知した場合)を設定することができます。

追加された新しいトリガーを開き、下図の通りになっていることを確認します。

設定にはペアリング済のセンサーを指定する(データの元を決める)必要があります。
そこでトリガーの「条件」タブを開き、「物理デバイスID」でペアリングしたセンサーを選択します。

トリガー名:【Slack】侵入検知メッセージを通知

このアクションではSlackを利用してメッセージを送信します。

メッセージ送付したいチャンネル名を「チャンネル」欄に張り付け、
先程発行したトークンを「トークン」欄に張り付けます。

5. 動作確認

すべての設定が完了すると、
人感センサーが反応するたびにSlackアプリへメッセージ通知するようになります。

以上で完成です、お疲れ様でした。