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2000-08-04

ノーコードで進める現場DX 〜AI監視・データ活用の最前線〜 映像データを“目”として活かし、“声”や“通知”に変える現場DX

ノーコードで進める現場DX 〜AI監視・データ活用の最前線〜 映像データを“目”として活かし、“声”や“通知”に変える現場DX

近年、製造業や物流、小売など、さまざまな現場で人手不足やセキュリティ対応、生産性向上が大きな課題になっています。こうした背景から、カメラ映像を「ただ記録するだけ」ではなく、日々の業務改善に活かす動きが加速しています。

従来、防犯カメラは「何かあったときの記録映像」にとどまりがちでした。しかし現在は、ネットワークカメラの性能進化やAI解析の進歩により、現場の“目”としてAIが24時間365日監視し、状況を判断して即時通知する仕組みが現実のものになっています。

一方で「AIは難しい」「高度なITスキルが必要」という印象が根強く残るのも事実です。しかし最新のAIカメラとノーコードツールを組み合わせることで、現場の担当者が主体的に運用を始められる時代になりました。

本記事では、アクシスコミュニケーションズと、アステリアが共催したウェビナー内容をもとに、現場DXの新しい選択肢を解説します。

監視カメラの「常識」が変わる

これまでの監視カメラは、24時間撮影して録画映像を保管し、何か起きたら人が映像を見返す「事後対応型」が当たり前でした。しかしこの方法には3つの課題があります。

① 人手に依存する監視体制

常にモニターを見張るには膨大な人件費がかかり、担当者による判断のバラつきも避けられません。

② AI活用のハードルの高さ

映像分析には開発投資や複雑なシステム連携が必要で、「専門家がいないと無理」と諦めてしまう企業も多いのが実情です。

③ 活用範囲が限られる

防犯以外にデータを生かせず、ビジネス改善に結びつかないケースがほとんどです。

このように、眠ったままの映像資産を活用することが大きな課題でした。

新しい常識「見る」から「測る」へ

いま必要なのは、「人がすべて目視で確認する」やり方から、「AIが重要な瞬間を検知し、必要なときだけ人に知らせる仕組み」への転換です。

最新の監視カメラは、映像を単なる記録としてではなく、リアルタイムに“測れるデータ”として扱います。

侵入検知、人数や滞留時間の計測、混雑度の把握などを自動で行い、必要なアクションを即座に実行できます。

この変化を支えるのが、アクシスのAI搭載ネットワークカメラです。

世界をリードするアクシスのネットワークカメラ

アクシスコミュニケーションズは1984年創業、1996年 には世界初のネットワークカメラを開発。現在もビデオ監視業界で世界シェアNo.1を誇り、キヤノングループの一員としてグローバルに事業を展開しています。

同社のカメラは単なる映像機器ではなく、OSが稼働する“コンピュータ”としての性能を備えています。独自開発のSoC「ARTPEC-9」によって、低照度でも高画質を維持しつつ、AI処理を高速に実行できます。

つまり、「映像を撮るカメラ」ではなく「撮影しながら考え、判断し、行動を起こすカメラ」になっているのです。

AIが進化させる映像分析

アクシスのカメラに標準搭載されている「AXIS Object Analytics」は、人や車両をリアルタイムで検知・分類し、多様なシナリオを自動化します。

例えば、

  • エリア侵入検知
    立入禁止エリアへの侵入を即時に把握しアラート
  • ライン横切り検知
    仮想ラインを通過する人物や車両を検知
  • 滞在時間の監視
    指定エリアでの長時間滞在を警告
  • 人数・車両カウント
    人流や利用状況を自動集計
  • 混雑度の把握
    閾値超過をリアルタイム通知

これらを追加費用なしで標準搭載しており、AI技術の進化に伴い継続的にアップデートされていくため、「未来への投資」としても魅力的です。

なぜ「エッジAI」なのか?

AI映像分析は従来サーバーやクラウドで行われていましたが、アクシスはカメラ本体でのエッジ処理を重視しています。これにより、

  • 非圧縮映像の分析で高精度
  • ネットワーク負荷の低減
  • リアルタイム性の向上
  • プライバシー保護(匿名データのみ送信)

といった多くの利点が得られます。

カメラが「考え」、現場が「動く」

Axisのカメラは「見る」だけではありません。AIによる検知をトリガーにして、音・光・通知などのリアクションを自動で実行できます。

たとえば:

  • 侵入を検知したらライトとスピーカーで警告
  • 同時にTeamsやLINE WORKSにチャット通知
  • 履歴データをPower BIに自動記録・可視化

こうした動作の自動連携をノーコードで可能にするのが、アステリアの「Gravio」です。

ユースケースから見る導入効果

実際に、Axis×Gravioの組み合わせはさまざまな現場で活用されています。
ここでは代表的な3つの事例を紹介します。

◎制限エリアの監視

工場や倉庫では、資材保管場所など立入制限区域の監視が重要です。
AIカメラが侵入を検知すると、ストロボやサイレンで現場に警告し、同時にチャット通知を管理者に送信。ログを残しつつ即時対応が可能になります。

◎作業者の安全確保

第三者アプリとの組み合わせで、ヘルメットやベストの非着用検知も可能。
危険エリアに未着用で侵入した場合に自動で警告し、作業事故の未然防止につなげます。

◎人流や稼働状況の可視化

商業施設や駐車場では、人数カウントや滞在時間を自動計測。
閾値を超えると館内放送や通知で混雑を知らせるなど、運用の最適化が実現します。

これらはすべて、プログラミング不要・ノーコードで設定が可能です。

ノーコードだからできる短期間導入

Gravioは以下の3ステップで運用を始められます。

  1. カメラやセンサーの設定
  2. アクション設定(通知、警告、可視化など)
  3. トリガー条件設定

設定が終われば、60種類以上の外部サービス(PowerBI、Microsoft Teams、Slack、LINEなど)に自動連携可能。「まずは試してみたい」という現場でも、数日で運用を立ち上げられるスピード感があります。

まとめ

「AI監視=難しい・高い」という常識は、もはや過去のものです。Axisの先進的なエッジAIカメラと、アステリアのGravioによるノーコード連携は、以下の課題を一挙に解決します。

  • 人手不足: AIが24時間365日モニタリング
  • セキュリティとプライバシー: エッジ処理で安全
  • 導入・運用ハードル: ノーコードで専門知識不要
  • コスト: 開発費・運用費を抑制
  • 多様なビジネス活用: 通知・可視化・分析まで一元化

「人が見て判断する」から「AIが測って知らせる」へ。

現場で得られるデータを即時に活かす仕組みは、経営の視点からも企業の競争力を高める大きなカギとなります。

無償トライアルのご案内

アステリアでは、AxisのAIカメラとGravioを搭載したゲートウェイをセットにした「無償トライアルキット」をご提供しています。まずは動作デモやトライアルから、現場DXの第一歩を踏み出してみませんか? 

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https://www.asteria.com/jp/contact/gravio/

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