カメラ×センサー×外部サービス連携で実現!ノーコードで始める業務のスマート自動化術 〜ONVIF,MQTT,センサーデータ,Webhook・・・・異なる種類のデータをまるっと活用するには〜

はじめに
今、私たちの現場では、カメラやセンサーといった「目」や「五感」のようなデバイスを活用し、業務を自動化する時代が到来しています。とはいえ、「どうやって連携させればいいのか?」「難しい設定が必要なのでは?」と感じる方も多いかもしれません。
Gravioは、監視カメラ(ONVIF)、IoTセンサー(MQTT)、外部サービス連携(Webhook)など、異なる技術をノーコードでシームレスにつなぐことができ、自律的なワークフローを構築できるツールです。
セキュリティ対応や設備の状態監視、緊急時の通知など、さまざまなシーンでの活用が可能です。
この記事では、Gravioを使って現場の業務をどのように自動化できるのかについて、具体的なステップと活用イメージを交えて、わかりやすくご紹介します。
なぜONVIF・MQTT・Webhookを組み合わせるのか?
それぞれの技術はIoTにおいて重要な役割を果たしています:
- ONVIF(Open Network Video Interface Forum):
IPカメラのための標準化された通信規格。映像監視や物体検出に最適- → ONVIFについてはこちら
- MQTT(Message Queuing Telemetry Transport):
IoTデバイス間の軽量なメッセージ通信を可能にするプロトコル- → MQTTについてはこちら
- Webhook:
HTTPによるコールバックで外部アプリへアクションを通知。SlackやZapierなどとリアルタイム連携可能- → Webhookについてはこちら
Gravioは、これらの技術をノーコードで統合できるため、リアルタイムでスケーラブル、かつ業界に応じて柔軟に対応できるワークフローの構築を支援します。
活用例
スマートセキュリティ
- ONVIFカメラが制限エリアでの動きを検知
- MQTTブローカーにイベントを発行
- WebhookでSlackチャンネルに映像情報付きアラートを送信
小売分析
- カメラが店舗内の来客数を計測
- MQTTでリアルタイムの混雑状況をダッシュボードへ送信
- Webhookで来店者数が閾値を超えた際、店長に通知
緊急対応
- カメラが煙や異常行動を検出
- MQTTが接続デバイスに警報を発信
- Webhookで緊急通報システムへ即座に通知
実装ステップ
Step 1:ONVIFカメラを設定
カメラのONVIFプロファイルを有効にし、Gravio Studioから同一ネットワーク上のカメラを検出します。

Step 2:MQTTブローカーに接続
GravioStudioでMQTTブローカーを追加し、以下のようにトピックを設定:
発行(Publish):例)motion/alert、 購読(Subscribe):例)device/control



Step 3:Webhookを設定
GravioStudioのWebhookアクションで、HTTP POSTリクエストの送信先を設定します(例:Slack APIなど)。
作成したWebhookをGravioのデータレイヤーとして追加する方法は、ドキュメントをご参照ください。



Step 4:トリガーとアクションを作成
ONVIFカメラによる動体検知と、MQTTトピックでの動作確認を組み合わせて、Webhookをトリガーとして実行するなど、複雑なワークフローも構築可能です。
Step 5:テストと調整
ワークフロー全体の動作を検証し、必要に応じてトリガー条件や閾値を微調整します。
統合による利点
- リアルタイム自動化:重要なイベントに即時反応
- プロトコル間の柔軟な接続:複雑なコードなしで多様な技術を統合
- スケーラブルな対応力:セキュリティ・小売・物流など幅広い業界に対応
まとめ
Gravioは、ONVIF、MQTT、Webhookをノーコードで統合し、よりスマートで迅速、そして柔軟なIoTシステムの構築を可能にします。セキュリティの強化、業務オペレーションの最適化、通知の自動化など、あらゆる現場でその可能性が広がります。
Gravioでは以下のような連携にも対応しています:
- SMS通知
- LINEメッセージ連携
- GPSデバイスとの連携
- Google Chromecastとの連動
- Google Analyticsとの接続
- HTTPリクエストの発行
- Microsoft TeamsやSlackとの統合
ぜひこの機会にGravioを使って、MQTT連携をスタートし、センサーデータのダッシュボード表示、ONVIFカメラの制御、Webhookによる外部サービスとの統合など、無限のワークフローを実現してみてください。
オンラインセミナーのご案内
Gravioの活用方法をご紹介する「オンラインセミナー」や「イベント出展」を定期的に開催しています。
👉最新の開催情報は、こちらからご覧いただけます。
お問い合わせのご案内
製品に関するご質問やご説明をご希望の方には、オンラインで対応いたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
👉お申し込みはこちら